イーサゼロについて。3分で理解できる特徴と仕組み

仮想通貨に関するニュースを見ているとハードフォークと呼ばれる言葉をよく聞くと思います。

ハードフォークとは、技術的なアップデートする操作のことであり、ハードフォーク後、元の通貨と技術アップデートされた通貨の2つが生み出されることになります。

この2つの通貨に互換性はなく、全く別の通貨として扱われることになります。

昨年2017年には、ビットコインブロックチェーンから多くの通貨がハードフォークされました。ビットコインの次に大きなネットワークを持つイーサリアムに関しても同様のことが言えます。

有志の開発者によって、2018年1月19日にイーサリアムゼロがイーサリアムのハードフォークによって誕生しました。

しかしながら、イーサゼロに関する情報は未だに少ないです。
この記事では、そんなあまり認知度の高くないイーサゼロについて考察していきたいと思います。


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イーサリアムゼロとは?

イーサゼロのプロジェクトじゃ2017年12月下旬に知られるようになりました。そして、開発者から「”スマートコントラクトの開発のために作られた新しいプラットフォーム”」であるというスローガンで発表されました。
イーサリアムゼロの特徴として以下が挙げられます
・DASHのマスターノードの仕組みを用いた2レイヤーネットワーク。

・手数料が無料
・素早い取引速度
・高い拡張性

残念ながら、イーサリアムの公式サイト上ではイーサリアムゼロに関しては言及されておりませんでした。
イーサリアムゼロに関する1分ほどのビデオをあるので合わせて確認して見てください。

スマートコントラクトとは?

ブロックチェーン内でブロックが生成されるごとに実行されるプログラムのこと。これにより、従来のサービスをブロックチェーンに組み込んで実行することができるため大きな技術革新だと言われています。
DASHマスターノードの仕組みを用いた2レイヤーネットワーク

DASHという仮想通貨が採用しているマスターノードの仕組みを採用しています。2レイヤーとは、マスターノードとその他のノードを意味します。
DASHとは、匿名送金という技術を持った高い匿名性を備えた通貨でありマスターノードを有していることで有名です。DASHが持つマスターノードは現在およそ5000個で、マスターノードを持つためには1000DASHが必要となります。

一方で、イーサゼロはマスターノードを所有するためには20000ETZを保有する必要があります。開発グループは1年後には4000個のマスターノードが誕生する予定だと述べています。

マスターノードとは?

マスターノードとは、取引全般を担うノード(コンピュータやサーバー)のことを指します。ブロックチェーンを生成するのに欠かせない役割を担っているため、24時間稼働し続ける必要があり、通貨によっては高いスペックのパスコンやサーバーが必要なる場合があります。それだけではなく、マスターノードを持つためには通常多くの通貨を持ってネットワークへの影響力を持つ必要があります。例えば、DASHであれば一つのマスターノードを持つためには、1000DASHが必要であり日本円に換算すると約2400万円(1DASH=約24000円)にもなります。
大量の通貨を持つ必要がありリスクが大きいように感じますが、もちろんリターンもあります。一旦マスターノードを持つことに成功すると、ノードを稼働しておくだけで定期的に配当として通貨を得ることができます。DASHの場合は
約7日で2DASH(およそ5万円)もらえます。

DASHとは?

DASHはもともとXcoinと呼ばれていましたが、DarkCoinを経てDASHという名前にレブランドされました。DASHは、Digital Cashを組み合わせた文字だと言われています。
DASHはマスターノードという仕組みが組み込まれており、匿名性が高い通貨です。

手数料が無料

公式のホワイトペーパーによると、イーサリアム上のスマートコントラクトは、手数料が生じるが故に、スマートコントラクトをより複雑にしていると述べてられています。それに伴って、イーサゼロでは、スマートコントラクトを使うユーザーに対して手数料を要求することはせず、経済的なことは考えずに大規模なアプケーションの提供が可能になるようにしています。

素早い取引速度

イーサゼロはマスターノードを有している通貨なので、非常に取引速度が速いです。これはなぜでしょうか。

イーサゼロのマスターノードは、主に取引の承認を担当しています。一方で、有名なビットコインは、すべてのノード(ブロックチェーンを構築するパソコンやサーバー)が取引の認証に参加しており1回の取引が完了するまでに多大な時間がかかってしますのです。マスターノードに取引に承認を任せることによって効率よく承認作業ができるようになり、結果として取引速度が速くなります。
公式サイトによると、1回のブロック生成(取引情報を書き込む作業)にかかる時間10秒と比較的速い取引速度であることがわかります。

高い拡張性

スマートコントラクトを有していることから、イーサゼロは送金だけでなく様々なプログラムを実行することができます。
さらに、手数料がかからないことやマスターノードによる取引速度の改善など従来のイーサリアムと比較して、拡張性は高いと言えるでしょう。
もちろん、コミュニティの大きさや技術の成熟度などを考えるとまだまだイーサゼロがイーサリアムにとってかわることはないと思われますが、この高い拡張性は非常に魅力的です。

どこでイーサゼロを購入できる?

現在イーサゼロを取り使っている取引所はYobitのみです。

公式サイト上にはいくつかの取引所が紹介されていますが、実際に取引することはできないようです。おそらく上場の申請をしている途中なのではないかと予想されます。


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イーサゼロの価格は?

(coinmarketcap.comから引用)
取引自体は2018年6月から開始されています。ビットコインの下落に伴って、2018年前半は多くの仮想通貨の価格が下落しました。
イーサゼロがその影響を受けているかは定かではないですが、価格は下落傾向にあります。
気になるのが取引量の少なさです。もともと開発チームがあまり広報に力を入れていないからなのか、最近2週間の通貨取引量はかなり少なくなっています。これからイーサゼロを取引しようと考えている方にとっては取引するのが現状では非常に難しいでしょう。

イーサゼロの今後の予定とは?

公式サイトにあるロードマップによると、2018年のQ1でマスタノードの実装テストが完了したようです。Q2でより実用的な試験をテストネット上のマスターノードで行なっています。今後は、マスターノードをオンラインで実用化や、分散型アプリケーションの利用などが2019年Q4までに行われる予定です。

まとめ

この記事では、イーサゼロに関して紹介しました。今年の1月に発表された通貨であり非常に新しい仮想通貨であると言えます。
今までの問題点を解決し魅力な部分が多い反面、開発チームからの情報が少なくどこまで開発が進んでいるのか今後どうやってこの通貨を普及させていくのか不透明な点が多いのも見逃せません。
MyEtherWalletの開発チームは、このプロジェクトに関して以下のように述べています。「”(1)コードが不明瞭である。(2)誰が参加しているのかわからない(3)しっかりとしたライセンスを持っているのかわからない としてイーサゼロに関するすべてのもののインストールを奨励しない”」としています。
今後どのように対応していくのか注視していく必要がありそうです。