ビットコインプライベートとは?特徴と仕組みがわかる説明書

仮想通貨でもっとも有名な通貨といえば、ビットコインでしょう。

しかし、ビットコインは送信者や受信者の情報がブロックチェーンに記録されておりプライバシーが保護されることはなく、匿名で送金することもできません。
ある開発者からはモネロのプロトコルを使って完全に追跡不可能なプラットフォームを作成することなどが提案されていますが、まだ実現には至っていません。
そのような技術改善があるまで、セキュリティやプライバシーに関するプロトコルの改善のために多くのフォークが行われることでしょう。

そのような現状で、開発されたのがビットコインプライベートです。


スポンサーリンク

プロトコルとは?

コンピュータ同士が通信やデータ交換をする際のルールのこと。

モネロのプロトコルとは?

モネロは、2012年に開発されたセキュリティに強い仮想通貨として知られています。プライベートネットワークであり、取引を追跡することは不可能です。

ビットコインプライベートとは?


ビットコインプライベートは、BTCPと表示されます。2018年2月28日にZClassic (ZCL)の特徴を持ちビットコインからハードフォークで誕生した通貨です。ZClassicとビットコインの保有者は、保有量に応じてビットコインプライベートを受け取りました。

ビットコインプライベートの特徴として、ビットコインよりもブロックサイズが大きいことが挙げられます。これにより、ビットコインにとって大きな課題である取引速度の改善がされています。

さらに、ZClassicの匿名性という特徴を引き継いでいるため取引が他人にみられることはなく安全に通貨のやりとりを行うことができます。

ZClassic(ZCL)とは?

Zcashというプロジェクト内で使われる仮想通貨のことを指します。Zcashとは、セキュリティが高くプライバシーが守られたプロジェクトのことを指します。詳細は公式サイトで確認できます。

ハードフォークとは?

通貨が分裂することを指します。新しく生まれる通貨と分裂する前の通貨が存在することになりますが、この2つの通貨は完全に別の通貨として扱われることになります。互換性はなく通貨の持つ特徴も異なる場合が多いです。

ハードフォークで有名な通貨は、ビットコインとビットコインキャッシュやイーサリアムとイーサリアムクラシックがあります。
ハードフォーク参考ページ

ビットコインプライベートのハードフォークについて


2018年2月28日に、ビットコインプライベートはZClassicとビットコインからハードフォークしました。それぞれの通貨保有者がビットコインプライベートを受け取る権利を持ちます。

このハードフォークによって生み出されたビットコインプライベートの総量は2100万です。

2017年にビットコインプライベートの誕生発表に伴って、ZClassicの値段は、4ドルから90ドルまで上昇しました。現在の価格は、およそ8ドルです。

ビットコインプライベートは仕組みとは?


ビットコインプライベートにおけるブロックの生成時間3分以内であり、ブロックサイズはビットコインよりも拡張された2MBとなっています。取引承認方法は、ASIC耐性のあるPOW(Proof of Work)を採用しており、GPUマイニングに最適化されています。

ビットコインプライベートの最も大きな特徴として、プライバシーレベルが高いことが挙げられます。この技術はZClassicから受け継いだものであり、zk-SNARKSと呼ばれています。

Zk-SNARKSとは?

正式名称は”Zero-Knowledge SuccinctNon-Interactive Argument of Knowledge”で、日本語で”共有情報が必要ない匿名の完結な取引”と訳されます。

この技術を使った取引はパブリックブロックチェーン上で生成されますが、それぞれの取引情報、つまり、送信者や受信者などは匿名にされ追跡不可能にすることが可能になります。

他の仮想通貨のように、ビットコインプライベートは分散型の性質を持ち、ビットコインのメリットを最大限に使っています。ネットワーク上の取引は、Peer-to-peer で行われ、仲介する機関は存在しません。

ブロックチェーンを構築するノード(サーバーやコンピュータ)は、取引を暗号化した状態で行い、それらの取引情報はパブリックブロックチェーン上に記録されます。

また、ブロックサイズが元のビットコインよりも大きいため、より安全で早い取引速度を実現しています。

パブリックブロックチェーンとは?

パブリックチェーンとは誰でもブロックチェーンにアクセスし取引情報を見ることや、通貨のマイニングをすることが可能であることを意味します。代表的なパブリックチェーンを使っている通貨はビットコインです。

Peer-to-peerとは?

Peerとは、日本語で”同等の者”という意味があります。ブロックチェーン上での意味は、送金者と受信者が直接取引することができることを指します。管理者や仲介人などはおらず、ノードと呼ばれるブロックチェーンを構築するサーバーやパソコンによって取引が承認されれば、通貨のやりとりができる仕組みとなります。


スポンサーリンク

ビットコインプライベートを保存するためのウォレットについて

ビットコインプライベートを保有する方法はいくつか

あります。

デスクトップにウォレットをダウンロードして、そのウォレットに保管する方法。ダウンロード方法は、以下のリンクから参照できます。

https://github.com/BTCPrivate/bitcoin-private-full-node-wallet/releases
イーサリアムのウォレットを使うことも可能です。

https://github.com/BTCPrivate/electrum-btcp/releases/
ペーパーウォレットで保管することも可能です。

インターネットに接続されていない状態で保存できるのでオフラインウォレットとも呼ばれます。詳細は以下のサイトから確認してみてください。
https://paperwallet.btcprivate.org/

ビットコインプライベートはどこで購入できるのか?

ビットコインプライベートは現在Trade Satoshiで取引をすることが可能になっています。さらに、Nanexでライブ取引をしたり、NANOコミュニティーで交換することができます。

ビットコインプライベートの運営はさらなる取引所への上場を予定しており、日本人に人気の海外取引所Binanceへの取引申し込みや、2013年に創設された取引所HitBTCへの上場が予定されています。

バイナンスを開設

ビットコインプライベートをマイニングすることは可能?

ビットコインプライベートは、Equihashというハッシュを使用しています。これは、マイナーが、ZClassicマイニングでビットコインプライベートをマイニングすることができることを可能にします。

また、ビットコインプライベートの開発者が独自の公式マイニングプールを用意しているので、そこに参加してマイニングすることも可能です。他にもマイングプールはありますので、このサイトで確認していただければと思います。

どのプールがマイニングしやすいのかが気になるところですが、マイニングプールの種類には2つあり、公式サイトによって認められているプールと認められていないプールに分けられます。もしマイニングするに参加するときは、公式サイトが運営を認めているプールを使用することをおすすめします。

Equihashとは?

POWアルゴリズムの一種です。取引の承認にコンピュータのメモリを主に使い、どの程度マイニングできるかはそのコンピュータのRAMの大きさによって決まります。

マイニングプールとは?

マイニングプールとは、通貨のマイニングをするときに個人だと多くの通貨をマイニングできない場合に、チームを作ってマイニングすることを言います。大人数で固まってマイニングして、報酬を分けるようにすればコンピュータのリソースがそこまでなくても報酬を得ることが可能になります。

まとめ

この記事では、ビットコインプライベートについて紹介しました。
ビットコインとZClassicという2つの仮想通貨を組み合わせた匿名取引・取引速度が速い特徴を持つビットコインプライベートですが、他のブロックチェーンとの連携や実用的な送金速度を考えた場合にまだまだ技術革新が必要な部分が多々あります。

今後もどのように技術的な改善が行われるのが楽しみな通貨の一つです。