ハードフォークって何?3分でわかるように詳しく説明

仮想通貨は、これまでになかった新しい存在です。

そのため様々な専門用語も同時に生まれ、使われるようになりました。それらは馴染みのない単語ばかりであることから、雰囲気や文脈から理解するようなことは難しく、正しい知識を持っていなければ何を言っているのかちんぷんかんぷんというような場面も多いでしょう。

ハードフォークという単語もそのひとつで、「仮想通貨の○○という銘柄がハードフォークした」という形で使われますが、知らない人がこの文を読んでも内容はさっぱり分からないはずです。

では、ハードフォークという言葉はいったいどんな意味を持っているのでしょうか、これから解説していきたいと思います。


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ハードフォークとは

ハードフォークとは、一言で言うと仮想通貨が既存のものと新しいものの2つに分かれること、と表現することができるものです。

仮想通貨は、その運営者の方針にもよりますが、細かいメンテナンスやアップデートが頻繁に行われています。そういった小さな改良の場合、仮想通貨の運営に支障が出るようなことはありません。

しかしながら、時にはシステムの根幹を変更したり、その一部を削除するような大きなアップデートが必要となることもあります。

その場合、仮想通貨の仕組みがこれまでとは大きく変わってしまうため、何の影響もなくそのまま運営を続けることはできないのです。

ではどうするか、仮想通貨は、大きな変更を行った新しいものと、これまで通りの古いものの2つに分けられることとなります。

この、大きなアップデートに伴って新しい仮想通貨が誕生することをハードフォークと言うのです。ハードフォークは不可逆的な作業であり、一度2つに分かれた仮想通貨が元の1つに戻るようなことはありません。

ハードフォークのタイミング

では、ハードフォークはどのようなタイミングで行われるのでしょうか。運営者が大規模なアップデートを定めた時、というのが分かりやすい簡単な答えですが、もう少し深く見ていきたいと思います。

仮想通貨に問題が発見された時

仮想通貨に大きな欠陥があり、このままではサービスの継続ができない、ハッカーに簡単に盗まれてしまう、そういったことが明らかになった場合は大変です。

急いでそのシステムを改善し、健全な仮想通貨にしなければなりません。

けれどもその原因が仮想通貨の中でも根元の部分にあったり、いくつもの他の機能と絡み合っている場合などは、システムを根本から改良する大手術となります。

そのような時には、ハードフォークを行い問題のない新しい仮想通貨を生み出すことが一般的です。

運営者の間で意見の対立が起きた時

仮想通貨をどのように運営していくのか、仮想通貨の持っている機能の内どれを今後強化していくのか、時には運営者の間で意見の対立が発生することもあります。話し合いでまとまれば良いのですが、両者譲らす、なかなか決まらないようなことも多いでしょう。

そんな時に、ハードフォークをして1つの仮想通貨を2つに分けることは、1つの解決策となりえます。ハードフォークした仮想通貨に合わせて運営者も2つに分かれ、それぞれの運営者によって2つの仮想通貨は別々の道を歩んでいくこととなるでしょう。

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ハードフォークによる影響

仮想通貨がハードフォークをした場合、どんな影響が出るのかをここからは見ていきたいと思います。

まず、1つだったものが2つに分かれるということで、値段が半分になるのではと思いついた人もいるかもしれません。

しかし、仮想通貨のハードフォークは半々に分かれるのではなく、これまでの値段を引き継ぐものと、1から値段がつけられる新しいものという形に分かれます。そのため、元の仮想通貨の値段が大きく変動することはあまりないのです。

次に、新しい仮想通貨が生まれることで市場が盛り上がるといったことが考えられます。

しかし、これも必ずしも当てはまるとは言えないものです。

何しろ世界では日々新しい仮想通貨が誕生しているため、よっぽど優れた機能を持つ仮想通貨が生まれるか、有名な仮想通貨のハードフォークでもない限りは、大きな影響を市場に与えるようなことはありません。

ハードフォークは、それが行われることで何か影響があるというよりも、どんな銘柄がハードフォークしたかによって周囲に与える影響が変わってくると考えるのが良いでしょう。

利用者から見たハードフォーク

ハードフォークは運営者にとっては重要な問題ですが、一方でその仮想通貨を持っていた利用者にとってはどんな影響があるのでしょうか。

実は、持っていた仮想通貨がハードフォークをして2つに分かれた場合、利用者は持っていた分の仮想通貨と同量の新しい仮想通貨を受け取ることができる場合が多いのです。

上でも書いた通り、片方の値段は新規の仮想通貨ということでとても安くなります。

しかしながら、それでも無料で貰えるのは嬉しいですし、今後の値上がりなども考えると、ハードフォークは利用者の儲けにもつながるイベントであると言えるでしょう。

けれどもここで、「ちょっと待ってほしい、自分はビットコインを持っていたけれどビットコインゴールドやビットコインダイヤモンドのハードフォークの際にそれを貰えなかったぞ」ということを思った人がいるかもしれません。

実は、ハードフォークで仮想通貨を受け取るには、取引所がその新しい仮想通貨の取り扱いを既に始めていることが条件なのです。

そして、安全性などの面から慎重な日本の取引所では、新しい仮想通貨の即時上場というのは極めて難しいため、ハードフォークで生まれた仮想通貨を受け取ることもほとんどできません。

折角仮想通貨を持っているのだからハードフォークした際には新しい仮想通貨をぜひ貰いたいという人は、海外の新規上場に積極的な仮想通貨取引所を利用するのが良いでしょう。

まとめ

ここまで、ハードフォークの仕組みや影響について簡単に書いてきました。
一見難しそうな単語に見えて、仮想通貨がアップデートの際に分裂すること、と理解してしまえば難解な部分はどこにもありません。

是非ハードフォークに関するの知識を身につけ、仮想通貨についてまたひとつ物知りになっていただければと思います。